Boston帰りの飲食店親父がボヤくブログ

目指すは清潔な状態

  • HOME »
  • 目指すは清潔な状態
目指すは清潔な状態

目指すは清潔な状態

菌及びウイルスは目に見えない

あなたが外で食事をする場合、味が同じであれば、きれいな店と汚い店のどちらを選ぶでしょうか?

もちろん、きれいな店を選ぶでしょう。また、手が汚れたまま調理をしている人を見つけてしまったら、提供される食事が大丈夫か不安を覚えるはずです。このように、私たちは普段あまり意識していなくても、「清潔であることはよいこと」というイメージを持っています。

実際に、清潔は衛生の基本であり、清潔が守られることによって衛生的な環境、衛生的な食品を確保することができます。清潔な状態を目指すために、私たちは様々な取り組みをする必要がありますが、さらに食中毒、感染症を防ぐために必ず覚えておかなければならないことがあります。

それは、原因となる菌・ウイルスは目に見えないということです。

たとえば、家庭においては食事を作る場合、手を洗わずに材料に触ったり、調理器具に汚れが残ったまま使用したりすると、手や調理器具に食中毒菌がいた場合には、菌は食材にうつってしまいます。いわゆる「二次感染」というやつです。

信用は一瞬で崩れる

大規模な食品加工場になると、家庭とは比べものにならないほど食材の量が多くなり、食材は多くの人が作業して加工され、食べる人のところに届くまでには長い時間がかかります。

もしこの過程で一箇所でも不潔な部分があると、作られた製品のすべてが菌やウイルスに汚染されてしまう可能性が出てきます。たとえ見た目がきれいでも、微生物のことまで考えた取組みをしなければ、食中毒や感染症を防ぐことはできません。目に見えない部分まで清潔であることが重要なのです。

とくに、スーパーマーケット、レストラン、ファーストフード店、食品加工場などの食品事業者は、お客様に安全な材料、食品を提供することが第一なので、正しい知識と対策を身につけなければなりません。企業が大規模な食中毒•感染症などを起こした場合、今まで築いてきた信用は一瞬で崩れてしまうのです。

見た目がきれいなら清潔か?

何かをきれいにするためには、どのようなことをすればいいのか考えてみましょう。

自分の部屋などの身の回りであれば、「使いやすいようにものを片づける(整理)」「いらないものを捨てる(整頓)」「ゴミやほこりを取り除く(清掃)」などが思い浮かぶでしょう。

また、きれいな状態を保つためには定期的な活動をしなければなりません。学校に通っていたときには掃除時間や掃除当番がありました。私たちは掃除の方法を教わり(しつけ)、正しい方法で定期的に掃除をすることで学校はきれいになっていました。ものを作る工場などでは、このような取組みをさらに高いレベルで行ない、「5S活動」として取り組んでいます。

なぜ「5S」と言うのかというと、「整理」「整頓」「清掃」「しつけ」と、その結果得られる「清潔」の5つの頭文字がすべて「S」だからです。

工場の「整理」「整頓」「清掃」を行なうことで余分なものがなくなり、作業環境や作業効率が上がります。また、これらをマニュアルの作成や指導などで「しつけ」をすることによって、全員が正しい方法で行なえるようにすることでミスを減少させることができます。そして「清潔」な状態が保たれます。

食品事業者は7Sの徹底

ただし、食品関係の工場などでは、この「5S活動」だけでは、まだ問題が起こる可能性があるかもしれません。なぜかも言うと、「5S活動」では「清潔」を見た目で判断するため、食中毒や感染症に関連する微生物のことまで考えた、「目に見えない部分まで清潔であるかどうか」まで判断しないからです。

この違いに対応するために提案されているのが、「5S」に、微生物に対応できる「洗浄」と「殺菌」を加えた「食品衛生7S」です。「洗浄」「殺菌」を取り入れることで、微生物に対応することができます。

一般的に言われている品質管理の基本である「5S」加えて、食品事業者は「洗浄」「殺菌」を加えた「7S」をしっかりと徹底しましょう。

PAGETOP
Copyright © Create Boston All Rights Reserved.